今日は【七夕】ですね。皆さんお願い事してますか?
今日は七夕ですね。
日本では、今年も大勢の人が短冊にお願い事を書いて、笹に吊るしていることでしょう。
ベトナムにはそんな文化がありませんので、今年も短冊にお願いすることはなさそうです。
そうでなくても、僕はずいぶん昔から七夕の日に、短冊にお願い事を書くなんてことをしなくなってしまったなぁと思っています。
つまらない大人になってしまったもんです。小さい頃に一生懸命この素敵な文化を僕に伝えようとしていた両親や祖父母には会わせる顔もありません。
でもこんな僕にも純粋無垢な時代があったんですよ信じてもらえないかもしれないですけど。
僕が最後に、七夕の日に短冊にお願い事を書いたのは多分幼稚園の時ですかね。確か消防士になりたいと書いた気がします。
今思えば、我ながらアホなお願いだったと思います。
そもそも、よくよく考えてみると、これってお願い事ではないと思うんですよ。
お願い事って、自分の力ではどうにもできない、どうしようもないことに対して、するものであって、魔法のような、超自然的な力を無くして実現できないものに対してするものなんじゃないかって、昔の自分のお願いごとを振り替えってみてそう思いました。
消防士になるなんて、別に夢としてそれを掲げるのはいいとしても、自分以外の力でなるべきものではありません。
もしこんな織姫と鉾星のお力により、僕が消防士になったとしても、火事の一つも消すことは出来ないでしょう。
あるいは、そんな願い事が叶うことで消防士になった人が日本にたくさんいたら、火を消すことができず、火事が移りに移って、日本は全焼すると思います。
そんなことにはなってしまわないように、僕のあの頃のお願いは、叶わずべくして、叶わなかったお願いだったのでしょう。
現に今の僕は消防士になっていませんし、むしろなりたいとも思っておりません。
そして、あの願い事になりえない願い事をした時点で、幼稚園の頃の僕は将来消防士になる資格や覚悟なんてなかったんですね。我ながらクズな幼稚園児でした、猛省します。
猛省したところで、じゃぁ、今の僕ならどんなお願いをするべきなのでしょうか。
多分さっきの話で考えてみると、お願い事の定義は、自分の力ではどうにもならないことですよね。今やりたいこと、欲しているものを今一度考えてみて、それらを吟味し、何がお願い事になりえるのかを考えてみようかと思います。
お金持ちになりたい
これは定番なお願いですね。これはどうなんでしょう。一見自分の力ではできなさそうな願いですが、このお願いは少しあいまい過ぎます。
ただ単に、目の前にお金がいきなりあらわれてほしいというお願いなら、確かにその方法に関しては、僕らの力では無理です。魔法使いではありませんから。
でも他の自分らの力でできる方法でお金持ちになれるとは思うので多分お願いごとにはなりえないですね。努力でいいところに就職して昇進すれば、お金持ちになれますし、勉強して医者になればお金持ちになれると思います。
ここで「お医者さんになりたいです」という願い事をしたら、幼稚園児の頃の僕と同じレベルですしね。
外国人みたいな青い目がほしい
最近、ベトナムに僕と同じ様にインターンシップに来ている、ロシア人の女の子と話したんですが、その子の目が本当にきれいな青い目の色で感動しました。
青というか水色というか、ブルーハワイ(そんな色あるのか)というか、とにかく本当にきれいでした。
僕はミーハーですし、見た目から入るタイプですから、目の色を変えたいと思いました。
これはお願いごとにはいいんじゃないかと思ったんですけど、調べてみると、虹彩学という研究をしている人たちの間では、どうも目の色を変えることは普通にできることらしいですね。
ナッツ類と、新鮮な野菜と、フルーツを食べ続けると、目の色が青から緑に変わるらしいです。ちなみに6年間ね。
これも自力でできなくもないので、お願い事には適していませんね。
背が高くなりたい
僕の身長は170.1cmです。これ以上小さい人で、身長がほしいと願っている人には贅沢な悩みかもしれませんすいません。出木杉君になりました。
これはさすがに、自力では無理なんではないでしょうか。
毎日何かの機械とかで、体を両端から伸ばせば、少しは伸びるかもしれません。
でもこの身長を伸ばしたい目的にもよりますよね。
スポーツ選手とかがもっとほしいとか言うならまだしも、僕の動機はただ単に見栄えが良くなるというだけです。
それなら今は、男の人用でも身長を高く見せるように、底が分厚くなっている靴とかブーツがありますから、それで事足りると思いますので、これもお願いごとに適していないかもしれません。
イケメンになりたい
イケメンの定義は難しいですが、やっぱり、一般大衆から、イケメンといわれるような顔になりたいとは思います。
それに僕はお母さんが認めているくらい、不細工ですから、もうちょっとイケメンになってみたいものです。
イケメンではなくても、さわやかというか、とりあえず第一印象が良くなってほしいです。第一印象に関しては結構深刻な悩みですからね。
これは整形すれば何とかなるものなんでしょうか。それならお金で解決できるので、お願い事ではないかもしれません。
「身から出た錆」のように僕の人柄とか性格によるものであれば、これも自力で何とかできるレベルかもしれません。
感性を磨きたい
いわゆる、「天才」、というやつになりたいということです。
やっぱり物事のとらえ方とか、生まれ持った価値観というのは、なかなか変えられないと思うんですよね。
「天才は99%の努力と1%のひらめき」とはよく言ったものですが、本当にこれが天才なんでしょうか。
やっぱり生まれ持った「センス」というものはあると思うんですけど、努力でどうにかなるもんなんですかねぇ。もしそうならお願い事にならないと思いますが、99%努力した人間になってみないと判断できないかもしれません。
過去に戻りたい
いや~、僕にも後悔していることがいっぱいありますよ。「あの時、こうしてればな~」って昔はよく思っていました。
僕は現代科学の進捗についてあまり調べたことが無いんですが、過去に行くことは今でも証明されていないんですかね?
未来に行くことは、多分相対性理論とかで、理論上証明はされているんじゃなかったでしたっけ?
もし過去に行くことも理論的に可能なら、あとは技術が追い付いていないだけで、それなら自分で努力して自分で技術を発展させれば解決することなので、お願い事にはならないかもしれません。
死人を生き返らせたい
これは完全には生き返らせることができませんが、イタコを使えば話すことは出来ますから、イタコの力が本当なら、お願いごとにするまでもありませんね。
色々考えてみましたが(あくまでも僕の欲するもの)、よくよく考えてみると、超自然的な力を借りなくても叶えることができるようなことばかりでしたね。
こんなことしか思い浮かばないようでは、僕はただの怠け者なのかもしれません。(笑)
皆さんはどうですか。織姫と彦星の力を借りないとかなえられないようなお願いはどんなことが思いつきますか?
「鳥になりたい」とか?