東京に2か月ほど住んでみて
北海道という試され過ぎた大地で生まれた田舎者が東京に住んで2か月が経ちました。
実際には大学生の時代に京都に住んでいたのですが、それの時も「都会ってこんなに違うんだ~」なんて感じましたが、東京に住み始めてからもまだまだ異文化に驚くことばかりが続きます。
東京に住んでいる人は、もはや別世界の人種なのではないかと思うくらい、身なりや行動や息づかいが異なると感じるんですよね。
東京って、田舎者からすれば本当に異世界に感じるものです。東京の人が、北海道に行くにはパスポートが必要と思い込んでいるのと同じです。
今日は東京に来て、今まで僕が生きてきた世界とは全然違うな~と感じたシリーズを書いていきたいと思います。
1、みんなキャリーバッグ持ってる
東京に行くとかなり多くの人がキャリーバッグを持っていると感じます。
体感では6割の人が持っているようです。
しかも、東京に住んで2か月の間でも、キャリーバッグを持つ人が増加傾向にあると見て取れるほどです。
4月の初旬は、新宿駅やその付近では1日に5,6人程しかキャリーバッグを持ち歩いている人はいなかったのに、それに比べて5月の下旬には、10人程とすれ違うようになりました。
このままキャリーバッグを持ち歩く人が増加し続けると、近い将来には一人一つのキャリーバグを持つことになるでしょう。
もっと言えば一人につきキャリーバッグを二つを持つようにもなり、そうなれば東京の土地は足りなくなると思います。キャリーバッグのせいで東京に住んでいる人は日本からはみ出ることになりかねません。
なぜ東京にはキャリーバッグを持っている人が多いのでしょうか。常時持ち物が多いのでしょうか。常にどこかに旅に出ているのでしょうか。少なくとも北海道ではそんな光景はめったに見られませんでした。
2、満員電車
東京に出てきた人の経験談をする際に、必ずしも出てきてもいいと言っても過言ではない話題は、この「満員電車」である。
ただみんなだいたい満員電車が大変とか、体が浮くとか、そういうエピソードを話するので、そんな面白くもない話をするつもりはありません。
「満員電車でどんな人が乗っていて、どんな事が起きるから大変なのか」という話を感じた限りでしましょう。
まず僕がこの2か月半で感じた満員電車に乗っていることで違和感を感じたのは、電車に乗車中に押されることです。
当たり前ですけど、電車の容量には限界があるので、人が乗ってくれば狭くなります。
四角いのは電車で、丸いのは人です。
人が入ってくれば、狭くなるので、押されたり接触するのは当然でしょう。停車駅で人が増えているので、電車の中の人口密度が高くなるのですから。イメージはこんな感じ。
赤いのが新規の乗客です。
僕が疑問なのは、移動中に押されたり接触することです。
移動中は、乗客の人数が増えたり減ったりする事は、インドではない限りありえない現象なのです。
なのに、移動している最中に接触したり押されたりぶつかったりするのは、移動中に乗客が自分のポジションから移動していることしか起こりえないのです。
つまりそいつが悪いのです。
僕はどんなに急停車しようが、揺れようが、自分の位置から微動だにしません。他人に迷惑をかけてはいけませんとお母さんから教わって生きてきましたから。
僕はこの時のために高校生活で野球部に入って体幹を鍛えていたといっても過言ではないので、他人に迷惑をかけないのです。
体幹が弱い奴は電車に乗らないでいただきたい。体感を鍛えてから電車に乗って欲しいところです。というか電車なんて使うから体幹が鍛えられないのです。
あともう一つ東京の電車でよくあるのは、下車する時ですね。
例えばこんな感じで電車に乗っているとするじゃないですか。〇が乗客ですよ
ちなみに僕は家から出勤する時は、終電まで乗るので、終電では勿論全員降りますよね。
この時、冷静に考えたら、出口から近い人から降りますよね。
でも東京での通勤ラッシュではそんな至極当たり前なことができない人が多いです。
出口よりも電車の奥側にいる人が先に降りようとするんですよね。
図で言うと赤い部分にいる人たちです。
ほんとに頭湧いてますよね。東京に住むと偏差値が下がるんでしょうか。
3、髪の色
この2か月で、銀、緑、青、ピンク、オレンジ、紫、黒、等々様々な色を見るようになりました。目がチカチカします。
4、よくぶつかる
東京ではよく人とぶつかります。
人が多いからとはいっても、普通の道では京都と人口密度は変わりません。東京には人が多いという事実に甘えてわざとぶつかっているとしか思えませんね。
それか東京に住むと視力が悪くなるのか、視界が狭くなるのか、体の一部の感覚が麻痺していてぶつかっても気が付いていないかのどれかでしょう。
僕はそんなものに感染したくないです。
5、トイレの回転が速い。
トイレの便器が360度回転するという意味ではありません。
東京で唯一快適なのは、トイレの個室の回転率が早いという意味です。一人が使用する時間はおそらく5分くらいです。
もちろん、男子トイレに関してのみの話ですし、僕がよく個室のトイレを使うのは、平日の朝で、オフィスのビルなので、状況は限定されますが、みんな大体急いでいるので、すぐに個室を開けてくれます。
そこだけは唯一よかったです。
京都に住んでいた時はいつも10分は待たされていました。僕が我慢の極限状態でなければボコボコにしてやるといつも思っていたのですが、極限状態以外の時にトイレの個室の人と遭遇することはないので、達成されたことはありません。
まだまだ日本でも知らない文化がたくさんありますね。
慣れというのは怖いもので、まだこういう異文化感じ、疑問を持つことができますが、精神的に病んだりはしないくらいには、感覚は染まってきたかもしれません。
自分を、気を確かに持って生きていこうと思います。
おしまい。