かくほーログ

見た感じ、そのまんま

【日本語】を理解していないのに話すことが出来る変態、それが【日本人】

 僕は一応日本語を教えにベトナムに来ているんですよ。忘れてました?毎日、生春巻きを食べているわけではないんです。

 

 

※いつも真面目な文章で書いている(つもり)ですが、今日はもっとまじめです。

 

日本語を教えていると、つくづく日本語は難しいなと感じます。英語を教える方がよっぽど楽に感じます。

 

この一か月ほどで限りない数の体験をしてきたんですが、多すぎて全部は書くことはでいません。

ベトナムで日本語の学習者に教えるのが大変だったことや、ベトナム人がよく間違えるものとかについて、記憶に残っているのをテキトーに書いていきます。

 

「今回は俺に免じて許してやってくれ」

 

「~に免じて」ってどういう意味ですか?

という簡単な質問をされたその日から僕の眠れない夜は始まります。

 これ案外説明できなくないですかね?場合にもよりますが例えば

「この私の最近の頑張りに免じて今回の所は勘弁してください」

とかいう文章なら、これでも十分難しいけれど、説明できそうな気もしてきます。

 

でもこの場合だったら一気にやる気が失せます。

「おい、今回はこの俺に免じて許してやってくれねぇか」

これはもう手の付けようが思いつきません。

一応ググっては見たんですけど

  1. 許す。許して負担・義務などを除く。免除する。「罪を―・ずる」「学費を―・ずる」
  1. 職をやめさせる。職を解く。「官を―・ずる」
  1. (「…に免じて」の形で)罪や過失を、本人の功労や事情、また関係者の面目・とりなしなどによって許す。大目にみる。「業績に―・じて許しましょう」

で、この3番目の意味が今回の言葉ですね。

これを読んで思ったんですが、なんでこの「~に免じて」がうまく説明が出来ないのかというと、この引用の3の中盤くらいにある「~によって許す」という部分がよくわからない。

結局これは文脈なしでは説明できないのではないかという結論に至りました。この説明文もそうですけどなぜ「~によって」許すことが出来るのかという論理的な説明が出来ない言葉だからです多分。

なので手っ取り早い教え方は他の言葉で言い換えを教えておいて、あとは自分でいろんな「~に免じて」の文章に出会って使い慣れるようになるのが良いかなとおもってあんまり考えるのをやめました。

 

でもそう簡単な話ではないんですがね。「~免じて」を「~によって」とかにするのは安易すぎるし、英語訳から参考にしてみて「~を考慮して」という言い換えもよさげそうですが、それでも「俺に免じて~」とかいう文章の場合では納得しませんね。

 

 

「~は」の乱用注意報

 

日本語で難しいところと言えば「~は、~が、~を、~の」みたいな助詞の使い方とか使い分けですよね。これは多分誰でも思いつきそうなことです。

これは特に日本人でも説明できない人が多いと思うのでベトナム人が習得するのに苦労するのは全く驚かないし、その使い分け方についてはどうでもいいんですが、変なところで「は」を使う学習者を多く見ます。

それは、「多分」とは「例えば」みたいな英語でいう「副詞」にあたる部分の言葉が話始めに来ているときです。

「多分は、私は~」とか

「例えばは、私は~」みたいな。

別に通じないわけではないし、普通の会話しているときに聞くときはめんどくさいのでいちいち訂正とかしないんですけど、なんでみんなよく同じ間違えをするんですかね。いろいろ考えてみたんですけど、

 

・日本語を学習するためのベトナムにある教材がそもそも間違えている。

ベトナム語では「例えば」や「多分」の品詞は名詞である。

・話者は話しているときに「例えば、私は~」のように頭の中で文章化していると仮定したとき、この「、」の部分を「は」という発音だと勘違いしていて且つ言葉にも表現化してしまっている。

・僕の名前を「例えば(は)」とか「多分(は)」という名前だと勘違いしていて、話をするときに僕の名前を呼んでいるだけである。

 

などが挙げられます。

 

そこまで本気で考えているわけではないので原因は知らないです。日本語を学習している人は誰にでも起こるミスなのか、ベトナム人だけに見られる文法的なミスなのかとか、ちょっとは調べてみるのも面白いかもしれないですね。

 

 

おかげさまで、ベトナムで元気に生活しています。

 

この「おかげで」っていうのも微妙に難しい。他の言葉でも表しようが上手く思いつかない。英語訳してみても多分「Thanks to~」とかで、感謝の意を表しているのは説明できるんだが、「ありがとう」は感謝の意ですよ。みたいに「おかげで」も感謝の意ですよ。って教えるのはなんか違う気がする。

 

でも「~お前のおかげで大学受験失敗したよ。」っていう文章もある。

これは皮肉の意味をこめて「おかげで」と言っているのか、それとも「おかげで」というのは「~が原因で」という意味もあってその意味で使っているのか

でも「~のせいで」という言葉もあるから、この場合は原因の意味ではなく感謝の意であり皮肉を込めるためにあえて「おかげで」と言っていると考えた方が自然かも。

 

しかも漢字にもできるよねこれ。「お陰で」って。なんの陰なのだろうか。誰か感謝すべき人が僕の目の前で体を張って守ってくれているイメージなのだろうか。その陰に僕はひっそり安全のために身を隠しています的な。

 

 

 

 

 

わかっているようで深くはわかっていないものを改めて考えてみるといろんな観点からの疑問が沸き上がってくるから、めんどくさいのでもう日本語は死語になってもいいです。わらい