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【ベトナム】で授業するのは意外と簡単とか言っちゃたりなんかしちゃったりなんかしちゃったりなんかして。

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自慢していると勘違いされてしまっては申し訳ないのですが、実は僕、人前で話すのがとても苦手なんです。

 

 

 

 

僕は何かの団体に所属していても、みんなの先導を切って盛り上げるムードメーカーでもないし、面白いこと一つでも言って話を上手に進めることができる能力はありません。

よくグループLINE やチャットでボケをかましても、大体スルーされてしまいます。日本でも、海外でも。

 

そして多分あがり症というか、人前で話す時の僕は、多分客観的に見て、平常心でいられているとは言い難い人間だと思います。

 

 

確かに僕は大学のとあるサークルで2016年度の部長をしていて、100人ちょいの部員の前で話すことなんてザラにありました。

大学でも高校教員免許課程にも登録しているので模擬授業もそこそこやらなければいけない道を自分から行っているし、ましてや今は言語が使用言語が違うところに来てまで教師として生きている。

 

でもでも、本音を言うと本当に人前で話すのが苦手です。できることなら人前で話したくない!そんな状況を避けたい!働きたくない!家でずっと寝ていたい!プレステ4がほしい!ニンテンドースイッチがやりたい!

 

って感じなんですよ。

なのに今まさに教壇に立っているという状況。

人生わからないもんですよね。神様はいじわるです。

 

 

 

それに、人前で話すことすら苦手な僕ですから、ましてや教師として教壇に立つというのは、例えるならカタツムリにネズミを捕まえさせようとしているのと同じです。(ここではスピードの比較をしたかったんですけど、そもそもネズミを捕まえられるほどの大きさのカタツムリもいなさそうなので、物理的にも無理でしたね。)

 

 

と、思っていたんですけど。

しかしながらですね、ベトナムで教壇に立って5か月ほど経ちましたが、ベトナムの生徒たちを相手にするの、すごい楽だなって感じました。日本と比べて。日本と比べてというか、日本での僕の経験のみから感じることに絞られますけど。

 

 

何をもってとするのかというのは一言では説明するのは難しいし、完全に僕の価値観で、やりやすい!って感じたことでしかありませんけど、

それについて何か紹介していこうかなと思います。

 

 

 

 

 

とりあえずみんな元気

 

 

 

 

人前で話すことに恐れる人って、多分「シーン」ってなるのが怖いからってのがよくあると思うんですよ。「シーン」とはいかなくても、やっぱりなんだかんだ盛り上がってもらわないと心がしんどいと思います。特に授業とか

 

でも、大丈夫。

ベトナムでの授業は生徒は親の仇のごとくに何かしらの反応をしてくれます。初めての授業でお互い初対面でも、大丈夫。

 

3人に1人は、何の質問に対しても必ず反応してくれる元気な人が必ずと言っていいほどいますから、授業が盛り上がらないことはありません。

問題を提示したりすればみんな答えてくれます。みんな一生懸命答えようとします。一人一人が思い思いに他の人が回答しているとかお構いなしに答えてくれるので、バラバラで何を言っているのかわかりませんけど。

 

僕のイメージですけど、日本での授業は生徒さんを当てないと反応してくれませんよね?日本人は遠慮がちな人が多いのか、意欲が少ないのか、はたまた本当に問題がわからないのか、定かではないです。

別に悪いとは言っていませんが、教師側としては、反応してくれる方が本当に楽ですよね。教室の雰囲気的にも、教育的にも。

反応してくれないとほんと何も始まりませんから。

 

 

 

 

顔にすぐ出る

 

 

 

ベトナム人で授業してて感じるのは、みんめっちゃ顔に出します。

わかる時はちゃんとわかるというし、わからん時は、本気で困ったような顔します。

疲れているときの顔、飽きているときの顔も、なぜかとてもわかりやすいです。

これだと授業のペースも作りやすいし、理解度(少なくとも本人目線でのの納得度)も確認しながら授業を進めることができますから、楽です。

 

日本だと、「こいつほんとにわかってるんか?」って戸惑うことが多いです。反応が薄いというか、わからないところを放置しがちというか。

こっちも相手に伝わっているかどうかがとても不安なので、何かしら反応を示してくれる方が、進めやすいし、話安くなります。

 

 

 

 

 雰囲気が楽

 

 

ベトナム人の方は明るく純粋な心を持っていますから、どんな企画しようがどんな話をしようが、良い反応をくれます。

 

日本で人前で話す時とか、プレゼンするとき、「僕は」ですけど、退屈にならないように気配りが必要かなとか思って、結構神経質になっている感じがありました。なんか日本人を相手にしていると、難しく考えてしまうというか、堅い感じの雰囲気にのまれる感じがするんですよね。

あくまでも僕はですが

 

ベトナム人に対して授業を行うときは、本当に雰囲気が楽です。

 

 

 

 

心的距離が近い(と感じる)

 

 

 

ベトナムとの生徒とは、僕は友達感覚で接しています。これはやっぱやりやすいですよ。

接しているというか、接してくるって感じですかね。ベトナムで授業を行えば、その授業の終わりにはとりあえずFacebookで友達追加してくださいという話になりますね。授業の後時間があればよくビールやコーヒーを一緒に飲みに行きます。

一瞬で友達関係になれるので、次回の授業からも本当に楽な気持ちで授業を始められます。

友達感覚だからと言って、先生としての威厳がなくなったり、なめられることも(今のところ)感じていません。先生として敬っている気持ちはそのままです。(多分)

少なくとも僕はそれが次回からそのクラスで話すのが楽になっていく感じがしました。

 

 

 

 

 

笑いのツボ浅い

 

 

ベトナム人は誰でも箸が転がっても笑たいお年頃なのかもしれません。

 

ギャグほどでもないですけど、結構ほんのちょっとぼけたり、ふざけたりするだけで、すっごい笑ってくれます。雰囲気作りも楽です。

 

ちなみに僕がいつも盛り上げている方法としては犬肉の話をしますね。

ベトナム人は、日本人は犬肉を食べる文化は無いというのを知っていますから、「犬肉を食べた」って話をすれば大抵盛り上がります。(笑)

 

 

 

 

 

 

とまぁこんな感じですか。

結局、反応してくれるとか、雰囲気の話なんですけど。

 

 

何でですかね、ほんとはそんなことないのかもしれないけど、なんか日本は堅いというイメージが僕の中であります。

 

日本で教師に挫折したら、ベトナムで教師になるのも一興かもしれませんよ。日本語教師でなくても、英語教師の需要も高いですしね。

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

ベトナムでの授業でやりにくいと感じることは一つだけありますね。

それは一人の生徒が全部答えを言っちゃうってやつね。

 

ほんと、社会人のクラスでも普通にあります。引くくらい答えをばんばん言っていきますね。

わざわざ個人名を言って、その人に質問しているのにもかかわらず、違う人が答えてしまうんですよね。

君が答え知っているのはわかってるからって感じです。

 

そこまで元気出してやってくれるのはありがたいけども