かくほーログ

見た感じ、そのまんま

書籍のレビューを書く。内容は1割もないけどね。

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最近Google Adを正式に導入し、広告を貼りだしたところで満足しきってブログにモチベーションがない僕です。お久しぶりです。

 

100字以内で近況報告をすると、毎日バイトを行って、飲みに行って、朝6時に帰ってきて、夕方まで寝てまたバイトに行くという、25年間の人生の中で最もクソみたいな生活を営んでおります。

 

サークルも引退し、海外滞在からも帰国し、就活も終わって、やっと自分のためだけに時間を使えることによって、堕落した生活が続きすぎていて、自己嫌悪に苛まれる毎日です。

 

もう僕なんか生きている意味などないのかと思い、自分の部屋で首を吊って自殺しようと思いましたが、首を吊るためにロープを掛けようと家の天井を見てみると、アスベストが使われていました。体に有害なコンクリートのようなものです。これではアスベストの影響で死んでしまうかもしれないので、家で自殺するのはとりあえずやめておきました。

 

 

ところで最近、僕をベトナムという惑星に送り出した団体の(前年度の)長から、突然こんな本を勧められました。

 

大変素晴らしい内容で、名作と高評価を示しているようでした。

 

遊ぶ奴ほどよくデキる (小学館文庫)

遊ぶ奴ほどよくデキる (小学館文庫)

 

 

尊敬している商社マンから紹介された本だそうです。

しかし勧めてきた本人もこれを読んだことがないようで、この本の感想を僕から聞きたがっているのです。読んだことがないのに、名作と思わせるほどの書籍ですので、僕の理解力を超えた作品かもしれません。

 

もしかしたらその尊敬する商社マンからこの本を勧められて、感想を迫られているのかもしれません。しかしそんな時間もなければ、そもそも名作中の名作でどこの本屋にもおいていない代物なのかもしれません。しかし、その商社マンが勧めてきたこともあり、読まずにいると、命の危険も保証できないと脅されているという可能性も否定はできません。

 

彼を救えるのは僕しかいないのかもしれないと感じ、この本を読んでレビューを書くことにしました。

最も、僕がまじめなレビューを書けるわけがないので、書いたところで、彼の命が危険にさらされるかもしれませんが。

 

 

タイトルについて

 

「遊ぶ奴ほどよくデキる」

 

このタイトルだけでどんな印象を持つでしょうか?

「遊ぶ」と「デキる」で何を想像するでしょうか。

中学生が見ると、このデキるというのは、子供が出来るという意味に捉えるかもしれません。同じ考えだった方、あなたは中学生並みの精神年齢ですよ。

 

僕は大学4年生と言えど、つい最近まで就活生でもあって、来年から社会人になります。

そしてIoTが進んでいるこのご時世、お金の稼ぎ方、仕事に関して上手くことを運べるという人材像は変わりつつあり、この「遊ぶ」と「デキる」という言葉は仕事が出来るという意味として捉えることのが自然のようにも思えなくもありません。

少なくとも僕はそう思いました。

ましてや商社マンが勧めるほどのものですから、あのホリエモンが書いているような内容なのかと思っていました。しかしそれは冒頭の1ページ目で裏切られることになります。

 

 

表題の「デキる奴」という野は従来の仕事のできる奴、という範疇を超えて、人生そのものを謳歌デキる奴、という意味に解釈してもらいたい。

 

 

 

これは完全にしてやられた。この作者は何を言っているのか。どんな範疇を超えれば仕事が出来る奴から、人生そのものを謳歌できるという解釈に飛ぶことが出来るのか。

 

本の内容は後々詳しく述べるが、内容は全く仕事が出来ることに繋がるような内容ではなかった。人生の楽しみ方を紹介しているものであった。

 

しかしさすが、この手の本を書く方々はレベルが違う。本の表題のメリットを完璧に活かしている。どうすればこんな発想が生まれるのだろうか。僕もBlogの記事の題名をもう少し読者の読む気を書きたてるようなものを使えば、1日に1000PVは簡単に行くかもしれない。リピーターは減るかもしれないが。実際に僕はこの作者の他の作品は今後は手に取らないだろう。

しかし彼も犯罪を犯していない。確かにリンゴを食べている人間が、「リンゴの範疇を超えて、バナナを食べていることにしよう」と言っても、特に問題はないし、法律に触れているとも言い難い。素晴らしい発想である。

 

 

 

内容について

 

内容は、サラリーマンとして、仕事以外の時間でもっと人生を謳歌すべきだと言うような論旨であると僕はにらんでいる。実際に最後まで読んだが、確信は持てないため、あくまでにらむことしかできない。

作者は何の仕事をしているのか、作中ではあまり明らかにはなっていないが、仕事以外の時、つまり「オフ」の時間をとても充実して生きているため、人生も楽しく生きているし、仕事をしている時、つまり、「オン」の時でもしっかりと切り替えられるし、成果も出せる。という事を言っていた気がする。

 

しかしながら、日本人の社会人は、オフの時間をしっかりと楽しめていないから、もっと楽しむべきである。楽しむ方法をいくつか紹介しよう。という感じの内容である。作者は、せっかくの休日も、結局家でダラダラして過ごしているだけで終わってしまう日本人の生活がもったいないと主張しているのである。なんて責任感のある人なんだ。みんなもこれを読んだ方がいい。

 

具体的な内容は

〇オフを楽しむために資金集めの方法

〇クルーザーを買え

〇楽器を演奏しろ

〇スポーツをやれ

〇月曜の朝を楽しくする方法

〇旅に出ろ

〇酒場の楽しみ方

〇接待のゴルフをするな

〇家族のマネジメント方法

〇妻の扱い方

〇子育て術

〇老後に備えろ

 

 

ざっと大枠を紹介するとこんな感じである。

僕が共感できるのは接待のゴルフをするなという項目だけであった。最後の項目はもはや何の話題なのかわからない。表題はあってないようなものという事が証明された、素晴らしい論文である。

 

彼の書いている内容のレベルが高すぎるのか、僕のレベルが低すぎるのか、定かではないが、この場では後者の説を推していこう。

 

 

 

 

 

レビューっぽく、人に勧めるとしたら

 

人生を楽しめていない人には大変おすすめの書籍だと思います。

お金の使い道を考えたり、節約したり、クルーザーを買ったり、家族との楽しみ方であったり、旅行に行くことであったり。

今の自分の人生に不満で、自分が何者かわからず、とりあえず細木数子にでも相談しようと思ってしまうようなマインドの方は、読んだ方がいいかもしれません。この作者の人生の日記のようなものなので、作者が経験していることに関してはかなり詳しく書いてありますし、それをそのまま真似ることで、充分趣味は増えるでしょう。まぁそういう人間が、こういう本を読んで実際に行動に移せるのかは別の話ですけど。

 

でも意外と当たり前なことを書いているので「その考えがあったか」という斬新な意見はないかもしれません。

月曜日の朝は、ウォーキングをすることをお勧めします。なんて、小学生でも思いつきそうな意見です。

 

 

遊ぶ奴

 

あえて共感できるところを探すとすれば「遊ぶ心」というのは大事という事です。

最初に述べたように僕はこの本の表題を見た時に、「こんな内容かな」というイメージはありました。

それは「何に対しても楽しめる心」が大事だというのは僕も常々思っているからです。

仕事をする上で、仕事をも楽しんで、「遊び心」で仕事を行う人間は「デキる」という話の内容かなと思ったからです。

僕の予想は外れましたが、楽しむ大切さというのはこの本で書かれていたかなと思います。

 

結局人間、「楽しい」「わくわくする」という感情が最も幸せに、健康に生きる源になるのは確かですからね。それ以外はストレスとなり、ストレスは何よりも危険な病原体ですから。

 

この本ではそのようなことまで触れてはいませんでしたが、人生楽しく生きている人間の方が、僕は仕事も、生活も、子供も、「デキる」人間であると思いますけどね。

ワクワクを大切に。という話はまた今度、機会があれば書いていきます。

 

 

 

おしまーい。