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ベストを尽くそうとする姿勢が【過労】につながるといっても過言ではない気もしないでもない

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あと84日でクリスマスですね。今から待ちきれなくてずっと「サンタが街にやってくる」というクリスマスソングを聞きながら過ごしている、僕です。

 

 

 

話は360°変わるんですが(一周してるじゃねぇか)、みなさんはさぼるのは得意ですか?

 

宿題をするとき、受験勉強をするとき、仕事をするとき。

 

さぼるというと聞こえが悪いかもしれませんね、言い方を変えれば、最小限の労力でタスクをこなすのは得意ですか?

 

もっと聞こえをよくするなら、効率よくタスクこなすことが得意ですか?

 

僕は自分で仕事ができるとは思っていませんが、いつもできるだけ、楽にタスクをこなしたいと思い日々精進しています。

 

 

僕は大学のサークルで、部長の役を1年間任されたことがあるんですが、その時よく、同僚の人に、僕の運営の仕方に関しこういわれていました。

「かくほーは、もったいない。もっと本気を出して全力でやればもっといい結果を得られるのに」

って。

 

ありがとうございます。僕はこれを褒め言葉としてとらえていました。お前にはもっと力があるということを認めてくれているということですから。

 

でも僕のサークルの運営中、(もちろん僕一人の力ではありませんが)、完璧とも言えませんが、大きなミスもなければ、大きな問題も起こっていません。

なので僕はその問題も無く、ミスもない運営で、どうしてこのような批判をされるのかなと思っていました。(僕は褒め言葉としてとらえていましたけど)

 

 

 

この経験について結構考えてみたんですが、世の中には、このような仕事だったり、運営をしたりすることに対しての価値観が2パターンに分かれているのかなと、個人的に判断しました。

 

一つ目のパターンは、僕の考え方みたいに、楽したい as much as possible.

 

二つ目のパターンは、さっきの例の彼のような、いつでも do your best.

 

前者はベストを尽くさなくても、合格最低ラインでも合格は合格なんだからそれ以上のとるための労力は必要なくない?って感じ

 

後者は、合格するからには自分のベストを尽くして、自分の力を出し切って自己最高得点をとる方がいいという感じ。

 

どっちが正しいとか間違っているとかは僕は考えていませんけど、むしろ日本での社会的に見たとき前者の考え方の方はあまり評価されないかもしれません。偏見ですが。

 

 

特に、日本は、前者の考え方が根付いているというか、当たり前の価値観が主流なんじゃなかなと、僕は勝手に思っています。特に社会に出て働くという側面において。

 

その結果として、際限なく仕事をし続け、疲弊し、過労になって、うつ病になって、タミフル飲んで、空を飛ぼうとして、死んでしまうのかもしれないと思ったからです。

 

もしこの考えが少しでも当てはまりそうなら、日本人はもっと楽することを考えた方がいいと思います。

 

 

もちろん何事も全力で取り組んで、ベストを尽くすことは素晴らしいことだと思います。常に全力を尽くそうとしているから自身に負担がかかるという状況でもないと思うし、好きでやっているとか、仕事でも、顧客側とか会社側を考えているわけではなく、自分の自己満足感を得るために全力を尽くすという考え方もありますから。

 

でもまぁ、もしそうでなくて、とりあえず全力で何事もベストを尽くして、顧客側に最大限に満足してもらうことが美であるという風潮があり、それに洗脳されて、労働者側もお客様を全力で満足させるのが自分の幸福感につながるみたいになっているなら、考え直すべきかなと思います。

 

 

僕としては、ベストを尽くすって、その先の終わりが見えないからです。

 

 

例えば、1000円貸してほしいという人がいたとき、1万円貸してもっと満足させようとするのはおかしいと思いせんか?普通は1000ぽっきりしか貸さないと思います。(相手に対する個人的な情は考えません)

 

1000円で満足する人は、もちろんそれ以上もらったときには、もちろんより多くの満足感を与えることができるかもしれませんが、

 

それは1万円を見せた時点で生まれる満足度の値であって、その人に1万円を見せるまでは、その人自身の満足度は1000円で十分なんですよ。

 

なのでそんなベストな結果ばっかり考えるのはキリがないと思うんですね。

 

それに毎回持ってるだけのお金を貸してたら貸している側が破産するのは火を見るより明らかです。(笑)

 

 

でも日本で際限なく働いてしまうのは、この例と似ていると思うんですが、違いますかね?

 

 

 

あともう一つ言っておけば、効率性という観点でも、成長しにくいんじゃないかなと思います。

 

ベストを尽くして、可能な限りの結果を出そうというのは、効率性という観点からは、縁のない話だと思いますので。

 

仕事で言えば顧客が満足すれば何でもいいんですからね。それなら最短で最小限の労力でそこまでたどり着いた方が効率が良くなるのは当然だと思います。

 

なのでベストを尽くすという考え方は効率性を考慮しづらくなると思います。

 

 

それでも日本が発展しているのは、無理してでも努力する根性があったからというのもあると思いますが。

 

 

 

日本の価値観で見れば、そもそも顧客に対してとか、相手側に最大限の満足を与えようとしない価値観ってどうなの?ってなるかもしれないんですが、

僕はもっと自分のことも考えて自分の命大事に!って感じなんですよね。

 

 

もちろん自分が楽しんで、好んでやっていることならいいんですけどね。

 

 

でも最初の僕の経験についての話に戻れば、「ベストを尽くせばいいのに!」っていう価値観は、全然いいと思いますけど、それを間に受けて僕から発信していたら、うちのサークルから過労死する人が出て来ていたかもしれません(笑)