【太陽の色】は国によって異なるそうな。
この有名な話知っていますか?
僕が大学で受けていた講義で、英語の教師を目指す人向けの英語科教育法という授業があるんですが、その先生が世界各国の英語の教科書を違いを説明しているときに、余談として教えてくれた覚えがあります。
その時に「太陽の色は日本とイギリスで異なる」というのを知りました。
日本では太陽の色は基本的には赤色とかオレンジの色をしています。(よね?)
こんな感じで
しかしほかの国では、違う色です。
たとえばイギリスとかのヨーロッパや欧米あたりは黄色で表現されることが多いようですし
ご丁寧に「黄色は太陽の色」なんて書いてありますね。神が作った?そんなことは知りませんよ。
あとはネパールとかマーシャル諸島とかでは白色で表現するらしいです。
だってほら、ネパールの国旗の月と太陽は白いでしょ?
日本の日の丸は赤ですしね。
面白いですね。
この時は「そうなんだ知らなかった。へぇへぇへぇ・・・・・16へぇ」くらいにしか思っていませんでした。ちなみに一人『20へぇ』まで押せます。
でも、こういうの、ただの豆知識では済まされないと思い知らされる体験を実際にするということは当時の僕には夢にも思わなかったでしょう。その時の授業の後半に寝ていたのにもかかわらず。
先日ふつうに授業をしていて、日本語の
「~のように」
「~のような」
という表現を教えていた時のことです。
例文で
「このシーツは雲のように白い」
という文章を生徒に与えました。厳密には雲みたいなシーツだったら若干ネズミ色のように濁った雲の可能性もありますがそれは考えないことにしましょう。
生徒は理解した(よう)だったので、この後にいつものように軽く例文を作ってみてくださいと一文の作文をさせたのですが。
「トマトのように金色のメダル」
という僕の日本語力の理解を超えている文章を作ったのです。
俺「え、トマト?え、金色、メダル?」
生徒「はい、トマトの金色です」
俺「トマト?赤?で、なくて?」
生徒「はい、、?」
みたいになって、もうどっちが日本語を勉強しているベトナム人かわかりません。
日本ではトマトと言われればよっぽどひねくれていない限り「赤」をイメージすると思うんですが、ベトナムでは違うんですね。(ベトナムがひねくれているという意味ではありません。僕を悪者にしないでください)
落ち着いて話を聞いてみると、ベトナムではトマトは普通「金色」だというイメージらしいです。
日本にも確かに赤いトマト以外にも黄色いトマトや緑色のようなトマトはあるんですが。ベトナムの人はみんな色弱なんでしょうか。
この授業の後に他のベトナム人にも聞いてみたんですが、
いや、こんな時にボケかまさないでほしいです(笑)
他にも色々聞いてみたんですが、赤もあるけどみんな金色というイメージが強いみたいですね。
こういう背景を知らないと他の国で言葉を教える時とかに、今回みたいにちょっとした齟齬が起こるかもしれないので、豆知識だけで終わる話ではないかなと、思いましたとさ。
この授業の時、もうトマトの話はやめて、他の例文をもう一個考えさせたのですが
生徒「森のように青い海。」
・・・・僕はもうベトナムの森が何色でもいいですわ。(笑)
おまけ
ベトナムには黒いトマトもあるらしいです。
一般のイメージが金色でまだよかったかもしれない。