かくほーログ

見た感じ、そのまんま

3週間の教育実習が終了しました。

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大変長らく休止させていただきました。ありがとうございます。

 

さぼっていたわけではなく、この3~4週間ほどは、教育実習というものを行っておりまして、本当に忙しい日々でしたので、Blogに手を付けられる状態ではありませんでした。

 

毎日授業の準備で夜遅くまで行い、生徒の名前と顔を覚えるまで帰れず、週末には飲み会行くと、大変忙しい日々でした。

 

さてほぼ一ヶ月ぶりの更新ですが、Blogの書き方も忘れてしまっている状態です。

 

実習が始まって、3日後に感じていたのが、「3週間短すぎ!!」

という事でした。

教育実習と言えど、現役の生徒を相手にしているのであれば、1年くらいは実習生として生徒と関わっていかないと、ほとんど意味を成しません。と思っています。

 

実習を経験した人で、僕の意見を聞いて

「3週間めっちゃ長かったし、しんどすぎるし、私ならもう一生経験したくないってのに、何言ってんだこいつ」

って思った人は、教師に向いてないと思うので、大人しく普通に就職しましょう。

 

教師という仕事は、大半が生徒との信頼関係や距離感で仕事が成り立つレベルです。それが3週間で何とかできるレベルではないのです。

3週間では足りない、1年は欲しい。というかそもそも、この教育免許取得に必要とされる実習を行うという制度に関して、意義がある。と思った理由を挙げていこうかと思います。

 

 

1、3週間じゃ、従うべき郷を把握できない。

 

実習は実習先の学校にもよりますが、大体5月~7月のどこか3週間で実習を行います。遅いところでは11月とかあるみたいですが。

 

これの何が難しいかって、全てにおいて途中から参加しているという事です。

HRに関しても、授業に関しても、今までその担当をしていた先生の代わりに、実習生が入って行うわけなんです。

これの何が問題かというと、まず、クラスや授業の雰囲気というのは、その担当していた先生のやり方によってある程度染まっています。クラスによって生徒のレベルや雰囲気が違うのは容易に想像はつきますが、本当のところは、生徒の特色によって構成されているのではなく、その担当していた先生のやり方に大きく依存するんです。

 

ここで実習生として入って、自分のやり方で授業をやってみて、経験してみて、と言われても、かなり難しいと思います。

やはり新しいやり方、今までと違うやり方を突然行っても、生徒はノって来ないからです。ノって来ないというか、どうやって乗っていいのかわからないのです。

実習生側からしても、生徒のことをよく知らないどころか、名前を覚えるのがやっとというレベルでしょう。その状態で生徒を初っ端からひっぱって授業するのは至難の業です。

それが出来る人は逆に実習なんて必要ないでしょう。

でもだからと言って、実習生だから開き直って、自分の練習のために授業を行うのもおかしな話です。生徒は学費を払って学校に通って授業を受けているんですからね。

 

 

 

2、生徒を知るには最低でも3年はかかる。

 

3週間で知ることができるのは、生徒の顔と名前くらいです。3週間を通して、いろんな側面、性格、考えを垣間見ることはできるかもしれませんが、それで生徒のことを理解できた」なんてことを言った暁には、親御さんに怒られることでしょう。そんなんで理解出来たら、反抗期なんていう言葉はこの世に存在していません。

 

例えば生徒の学力。

生徒のレベルが思ったよりも高ければ簡単すぎる授業を行ってもつまらないだけだし、難しすぎる授業をやってもダメ。

ただそのレベルの感覚は、生徒とずっと授業を行ってきて、コミュニケーションを取って、という長い期間を経ていかないと理解できないのです。

テストの点数を見ればわかるというような容易なものではないんです。

 

そういうことを理解して、3週間という実習期間を規定しているんでしょうか、この日本国は。

 

 

3、超短期間だけいる、実習生の立場

 

生徒達も実習生がどんな立場なのか、わかって接して来ます。期間は短いですし、実習生ですから、こっちは偉そうなことはできないわけです。

生徒が実習を舐めているという事は言うつもりはありませんが、どうしても実習生が相手だと、気が緩みます。そこを簡易的に注意することはできるかもしれませんが、強くいったところで、何も響きません。

3週間だとそういうところの信頼関係を築くのもなかなか簡単ではないのです。

これに関しては言葉にするのは難しいんですが、実習をしてみれば、わかると思います。(笑)

 

 

 

 

 

僕が実習を通して本気で思っていたのは、この教育免許を取得するにあたっての、自習を3週間(だけ)行うという制度です。

 

僕は本気で1年にすればいいと思います。

理由はいくつかあるんですが、一つは3週間では少なすぎるというのもそうです。実習生にとっても、その授業を受けたり、その実習生と関わる生徒に取っても、中途半端です。

生徒もお金を払って学校に来て授業を受けているんですから、それなりに長い期間を要して生徒と向き合って教育に携わるべきです。実習生だからと言っても中途半端なものを与えるのは申し訳なさすぎます。

 

もう一つは、本気で教師になりたいと思う人しか教育免許を取得しようとしなくなるからです。

今は将来進める進路が幅広く、とりあえずとっておこう的な人が多いです。(これは僕も他人事ではないですが)

大学でもよく念押しされます。本当に教師になろうと考えている人だけ、教育免許を取得する手続きをしてくださいって。

教師になるのは本当に大変です。というか教育に関して本気で考えている人しか能力的にも精神的にも勤まる仕事じゃないです。

 

でもこの「3週間」というのを聞くだけだと、大半の人が簡単に感じるでしょう。

1年が365日あって、80年生きるとしたら、29200日。3週間はたったの21日ですから、少なく感じるでしょう。就職活動も並行して行えるくらいの期間とも言えます。

だからこそ、みんな簡単に取得しようとするんですよ。

1年も実習を行えば、就職活動をしてる暇もないだろうし、実習を行う時期的にも、教師になるしか道がなくなってしまうほどの期間ですし、少なくともとりあえずとっておこう的なスタンスの人は減ると思います。

そしてが最も恐ろしいのが、この3週間くらいで行った中途半端な教師生活をこれが教師という仕事なのだと勘違いしてしまうことです。

日本の教育レベル、教師のレベル(特に人間力)をもっと高めるためにも、この実習の制度を見直してほしいなという思いです。

 

受け入れる側の学校も大変なのはわかっています。実習生を受け入れる理由なんて、法的には何もありません。受け入れる学校側の善意そのものです。3週間だけでも受け入れるのは相当面倒なことと思います。

でも実習期間を3週間とするのではなく、1年間を実習期間兼採用期間みたいなものにしないと、3週間だけの実習期間というもの自体が、学生に教師にならないという選択肢をあえて作っているようにしか思えないという事です。

 

 

という、思いで実習を行っておりました。

 

でもね、生徒(特に女子生徒)がすんごくかわいかったから、実習は満足です。こんな人間も教師になってはいけませんね。はい。

 

 

 

 

 

 

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