どうしても理解できない他人の行動って、あるよね。
人は余裕がないときほど、小さなものでもイライラしてしまう生き物なんですね。
就活をしていると、やっぱり何だかんだ、小さななことでイライラしちゃってるなぁと自己嫌悪になりがちですよね。
イライラするときって、なにか「詰まってる」時にイライラすると思うんすよね。
満員電車は中に人が詰まっているからイライラする。
トイレが詰まって流れないからイライラする。
風邪をひくと鼻が詰まって息が出来ないからイライラする。
就活時期も、心が詰まって余裕がないからイライラするんです。
まぁ今回はイライラしている経験のお話の記事ではないんですけど、やっぱり心に余裕がないと、他人の行動がいちいち気になってしょうがないってハ・ナ・シ。
他人の行動に対して「なんでやねん」って思うことが多々あります。怒ってはいませんけどね、ほんとに。
昔ベトナムでの価値観の違いからなんで!?って異文化体験の記事を書きましたけど
でも日本でも十分異文化理解していることに気が付きました。僕はどんな文化の下で育ってきたんでしょうか。不思議でたまりません。
しかし、人の行動や考え方にいちいち嫌気がさしていたら問題なんですよ。特に今の時期。
何でかって、それは就職活動でGD(グループディスカッション)があるからですよ。
やっぱりGDで大切なのは、「協調性」とか「傾聴力」とか「思いやり」とかとか、「相手の意見を尊重できる」とかとかとか、見られるわけですよ。
でもこんな人間力、GDの時だけ猫かぶって発揮されるわけがないんですね。
なので日頃の生活からこういう要素を意識して人間力を高めていかなければならないんですよ。
なので今日は今まで理解できなかった行動を、違う視点から見ることによって他人の行動を正当化しようとする姿勢を試みる会です。
1、ドアを閉めない
バイト先でもよくあるし、お客としてどこかの店に行ったときにでもよく見かけるんですけど、店のドアを閉めない人。いるよね。
まぁ最近は暖かくなってきたから、まだいいですけど、冬場とかは寒い風が入ってくるのでしんどいですよね。どうしてドアを閉めないんですかね?
自動ドアと勘違いしているんですか?入ってくるときは手動で開けたのに?不思議すぎます。
でもまぁ考えようによっては、ドアを閉めないこともメリットになります。
一番わかりやすいのは、次に出入りする人のドアを開けるために必要とするエネルギーを軽減できます。
他にも、もしその開きっぱなしのドアに、バイトもしくは従業員がそれに気が付き、ドアを閉めたとします。それを見たオーナーは、「あいつは周りがよく見えているな。給料を上げてやろう」という展開になるかもしれません。
という風に考えると、ドアを閉めない人は、意外と他人のためを思って取っている行動かもしれません。
2、道にゴミ捨てる
小さいころからずっと思っていたんですけど、どうしてゴミ捨てるんですかね?まぁ大半は、ゴミを持ち続けるとめんどくさいとか、早く捨てたいけど近くにゴミ箱がないなどの理由なんでしょうけど、やっぱりゴミを道に捨てるって普通の人は抵抗とか罪悪感くらいはあるんじゃないかって思うんですすよ。でもやっぱり捨てちゃうんでしょうね、人間の心理では。
でもまぁ、ゴミを捨てる人がいるおかげで、「ごみを拾う」というボランティアの活動が生まれるわけで、必要悪という観点では必要かもしれません。
例えばみなさんが何か「奉仕活動」を行うってなった時、簡単に思いつくものの中の一つに、「ゴミ拾い」というのがあると思うんですよ。もし世界にゴミを捨てる人がいなければ、みなさんが奉仕活動で人間性をアピールしようとしても拾うゴミがないので、ゴミ拾いは出来ません。拾うものがなければ拾いたくても拾えませんからね。
3、横に並んで道を歩く
いるいる。狭い歩道とか、道で、3~4人で横になって歩く人たち。アルマゲドンみたいなやつですね。
これも結構困りますよね。
しかもこういう歩き方をする方々に限って、歩くのが遅いんですよね。前に進めなくて困ります。
具体的には、京都の四条烏丸から、河原町通りに向かう道に多く出現します。
しかしもしかしたら彼らは体を張って道を歩いているかもしれません。どういうことかというと、彼らは道の端から端までを歩くことですべての危険を先に察知しようとしてくれているのかもしれませんということです。
行く先では何が起こるかわかりませんからね。京都ですから、酔っ払いの嘔吐物が落ちているかもしれません。もしかしたら道がくぼんで、つまずいて転ぶ可能性もあります。最悪の場合、どこだかの飲み屋のキャッチい捕まることだって否定できません。
僕らより先にアルマゲドンが歩いてくれることで、いち早く危険を知ることが出来、回避できるというわけです。そう考えると、僕らのために体を張ってくれるなんて感謝ですよね。しかもこのアルマゲドンの正体が、女子高生だったときは、感動で涙が止まらなくなることでしょう。
4、電車の乗車口付近で止まる
電車で通勤や通学している人にはあるあるかもしれませんけど、電車で人が込んでいるなと思う時でも、乗車率は意外と低い場合があります。
その原因は、みんな電車のドアの付近で立ってるからですよ。電車の車両の真ん中はめっちゃすいているという事です。
前々から人間のこういうところが理解不能と思っていたんですけ、彼らにも行動理念があるので、一概にその行動を否定するのもナンセンスですよね。
考えてみたんですけど、彼らの行動が必ずしも悪とは言えないのかなとも思えてきました。例えば、彼らが入口付近に立っていることで、車両の真ん中の方で座っている人は圧迫感を感じず、開放的な乗車を楽しむことが出来ます。
電車での席取りは、戦争ですからね。座ったのもが勝者でそれ以外はすべて敗者です。となると、敗者は、潔く勝者に敬意を払い、それを行動に移してまで勝者を敬っているという事かもしれません。
もし敗者が席と取れずに車両の真ん中の方まで進み、座っている勝者を、立ちながら上から見下ろすなんて無礼なことはできませんからね。
この潔さには脱帽もんです。自分のことしか考えていない自分が僕は恥ずかしいです。
5、バイクでやたら大きな音を出して走る
バイクのことはよく知りませんが、マフラー?というアイテムを外すだか、改造するだかすると、ものすごい爆音が出るみたいですね。
暴走族なのか知りませんが、今の時代でも少なからずそういう人がいらっしゃいます。この爆音は、家の中にいても聞こえるレベルです。今でも僕の家は道路に近いのでそういうバイクが通ったらものすごい音が聞こえます。
困るのが夜中の時間帯。真夜中にあんな音を出されたらたまったもんじゃないです。
もし僕に小さな赤ちゃんがいたとしたら、その音でびっくりして起きてしまうところでしょう。本当に子供がいなくてよかったです。
しかし、彼らが爆音で自己主張してくれるおかげで、僕はこの人生で一度もそういうバイクに轢かれたことがありませんし、事故になったこともありません。
彼らが近くにいたらすぐにわかりますからね。車でいうところの、常にクラクションを鳴らしながら走っている状態です。それならすぐに彼らの存在に気が付いて、安全な道に避難できるからです。彼らは本当は優しい人たちなのです。
やっぱり人は、意味もなく行動することなんてそうそうないんですよ。やっぱり「人間は考える葦である」という言葉にもあるように、人間は考えることが出来ますからね。彼らのそれぞれの行動には何かしら理由があるはずです。
僕も今回のことで、これからはあまり感情的になってすぐにイライラするのではなく、彼らの行動理念を考えてあげて、できるだけ彼らを理解できるように努めていきたいと思いました。ってハ・ナ・シ。
終わり。