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ベトナムの【ペット事情】をいろいろ聞いてみたけど思いのほか面白かった。

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皆さんご存知の通り、ベトナムでは韓国やタイと同じように、犬肉を食べます。僕はこの8か月で7回は犬肉の店に犬肉を食べに行きました。

日本に帰ってから、愛犬家の方々に道端で刺されないか怖くて怖くて、帰国の次期を先延ばししようと思っているくらいです。

 

 

また、ベトナムでは、犬肉だけではなく、いろんな肉を食べます。カエル、猫、ヘビ、ネズミ、鹿、うさぎ(これは南部だけらしいけど)、などなど。

 

 

しかし、ベトナム人は日本と同じように猫と犬を飼っている人もたくさんいます。そういう愛犬家たちの中でも、犬は友達だから、犬肉を絶対食べないという人もいれば、飼ってるけど、犬肉は食べるという人もいます。猫肉も然り。

 

彼等はどんな考え方を持って犬や猫を飼ったり、食べたりしているのか気になったし、他にもペットという認識に対して、日本と違うことがあるのかなと思い、最近の授業の作文のテーマを「ペットについて」というテーマにしました。

 

外国で言語の教師をしていると、こういう風に異文化の情報を現地の人から得ることができるんですね。素晴らしい職業です。

 

このテーマでの作文の発表で知った考え方や、その後のそれぞれの意見に関しての議論で出た内容で面白いなと思ったものを紹介したいと思います。

 

ちなみに、現地の人から直接聞いた意見ですが、情報提供してくれている人たちは、10人にも満たないので、これだけではベトナム人の大半の意見であると言えるようなものではないかもしれないです。こんなこともあるんだ、くらいの感じで読んでくれると幸いです。ちなみにベトナムと言っても、調査の対象になってくれたのはハノイに住んでいる人ですが、実家はバラバラで田舎の人が多いです。

 

 

1、犬はそもそも食べ物じゃないという意見

 

 

これは愛犬家の意見ですね。

愛犬家ではないというか、犬を食べるという人の反論としては、魚や豚や鳥も食べとるやないか。という、いたってシンプルな誰にでも思いつきそうな反論ですが、それに対して愛犬家の彼の意見は、

 

豚や鳥は昔から家畜として、食用だった。犬はその家畜の群れを牛耳っていたりして人間の手伝いをしているポジションだったので、食いもんとかいう次元ではない。猫も同じ。猫はネズミを捕まえるので、家を守ってくれる存在だから食いもんではない。

 

という感じ。

これが本当の事実なのか、もしくは犬を食用としている文化が昔からなかったのかどうかとかいう論点に持っていくときりがないし、結論として人によるねという話にするのはつまらないので無視します。

現に、犬肉や猫肉を食べることに抵抗がない人の意見としては、そういう犬もいれば、食用の種類の犬もいるんよ。って言ってましたしね。

確かに、ベトナムでは食用とペット用と種類がはっきり分かれているわけではありませんけど、チワワとかは食用にしなさそうですもんね。骨しかないし。

 

また、この意見を聞いて感じたのは、とりあえず食われること以外に役に立つことがない種類の動物は家畜やねんということか。ということです。

もしかしたら、これから経済成長がもっと進み、人間が淘汰され、仕事ができない何の役にも立たない人間は、いつか食用の人間とされる日が来るかもしれません。恐ろしいです。

 

 

2、犬はいくらですか?

 

 

日本人の僕にとっては、ベトナムの現地のものの物価は安いですから、動物はいくらくらいなのかなという疑問があったので聞いてみました。

 

一番安いのは無料です

ペットショップだと、普通は1万~5万円くらいです。

 

とりあえず無料というのは多分、友人からもらったり、保護されている動物をもらうという事でしょう。

それにしてもペットショップでも安いと思います。日本では5万でもなかなか見つからないんじゃないですかね、犬とかなら。

 

「愛犬家にペットショップで犬に値段を付けるのは、かわいそうじゃない?友達なんでしょ?人間の友達に価値はつけないよね?」

 

という質問をしたら

 

「あれは動物についている値段ではなくて、ペットショップでその犬をもらいに来るまでにその犬の世話をした店員さんへの人件費です。」

 

と言われました。すがすがしい反論でした。

確かに日本では人件費がとても高いですからね。だから日本のペットショップは高いんですね。

 

 

3、捨てられた動物はどれくらいいますか?

 

 

日本でもあまり見ないんですが、ベトナムでもまだ捨てられている猫とか犬とか見たことがありません。

というか、放し飼いが多すぎて、野良なのか、捨てられた動物なのか、飼われているのか全く分からないんですけね。

 

しかし彼ら曰く、ベトナムではあまり捨てられる動物はいないらしいです。基本的に捨てるならだれかにあげますと言っていました。

 

さっきの無料というのが最初に出てきたのは、そういう事だったんですね。

簡単に捨てないのはいいことだと思います。ベトナム人はやっぱりやさしいですね。

 

 

 

4、犬は盗まれます。

 

 

これは久々に大笑いしましたね。

 

飼っている動物、特に犬とか、結構盗まれるらしいです。(笑)

目的は基本的に食べるため。

 

 

少なくとも僕は日本にいたときは想像がつかなかったです。

犬を盗んだところで、食べるわけでもないし、犬はさすがに飼い主を覚えているでしょうから、盗んでもその犬が自分になつくとは思いませんからね(笑)

 

でもベトナム人ベトナム人で、放し飼いにしてたら盗まれるんも自明の理な気がするんですけどね(笑)

 

 

5、ペットといるのは楽しいです。

 

出ました、お得意の「楽しいです」

子供が必要かどうかのテーマでもこんな意見が出ました。

 

別に悪いとは言いませんけど、責任感を持てているかどうかが微妙ですね。

 

 

これは少数派だと思いますが(というかそう願いたい)、僕の生徒に5歳の子供がいるのに、日本に留学するという女性がいましたね。

 

2年くらい北海道に行くらしいです。何のためか聞くと、日本が好きだから。というだけ。ほとんど旅行です。

 

子供の入学式にもいけないそうです。

子供は大丈夫なんですか?と質問しても、「夫がいるから大丈夫です。」

というんですね。

いやいや、僕が聞いているのは、その5歳の子供本人の口から、お母さん2年間日本に行ってきていいよ!と言ったのか?って話ですよ。

 

楽しいから子供作りますって、完全に自分の理由ですよね。子供がかわいそうです。

 

「ペットを飼うと楽しくなります」と言った彼は、そのペットの方の幸せの責任も負っているという自覚があって飼っていることを祈ります。

 

 

 

 

 

ベトナムのペット事情はこんな感じでした。

僕はペットとして飼うもよし、食用として食べるもよしという意見で、食用と、ペットとで切り替えることのできる人なんですが、みなさんはどうですか?犬肉、食べれませんか?(笑)

 

 

 

 

 

 

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